大事なスマホを守るため、もしくはファッションアイテムの1つとして、スマホケースをお持ちの方も多いと思います。
そんなスマホケースですが、「ハードケース」「ソフトケース」「TPUケース」「手帳型ケース」など、いろんな種類を耳にしますよね。
手帳型ケースは折りたためる本のようなケース、ハードケースはかたいケース、ソフトケースはやわらかいケース、TPUケースは、、、?
なんとなくわかっているようでややこしい、ケースの違い。今回は「ハードケース」と「ソフトケース」に焦点をあてて、その違いについてまとめてみました。
ハードケースとソフトケース
ハードケース
“スマホケース”と聞くと、この形状のものをイメージする方が多いのではないでしょうか。
代表的なスマホケースの1つですね。
文字通り硬いことが最大の特徴です。
力を入れてもグニャグニャ曲がることはありません。
ケースの脱着時などに力を入れすぎると、細いパーツの部分などが折れたり変形してしまうことがあります。取り扱いには注意してください。
ソフトケース
こちらも文字通り柔らかいのが最大の特徴です。
ハードケースとは逆に、力を入れるとグニャリと曲がります。
しかし手を離せば元の形状に戻ります。
材質
ハードケースやソフトケース、特徴や柔らかさが違えば、もちろんその素材も様々です。
続いて、ケースによく使われている素材をまとめてみます。
ハードケースに多い素材
・ポリカーボネート
ハードケースの材質は「ポリカーボネート」という材質を使用したケースが数多く出回っています。
よく商品の材質などで「PC」と表記されてるもので、大半がハードケースと言えばこの素材を使用しています。
・特徴
①耐久性・強度
ポリカーボネートの強度はアクリルの30倍、ガラスの約200倍~250倍程度の強度だそう。
樹脂の素材は他にも色々ありますが、その中でも強靭さと言う点では他よりも特化した素材です。
②火が燃え広がりづらい
ポリカーボネートに火がついてしまっても、火元から物を遠ざければ
自然に火が消えていくと言う消化力を保持しています。
また燃えてしまったとしても、有毒ガスは発生しません。
③高い透明度
透明度と言えばガラスを想像される方も多いかと思いますが、ポリカーボネートの透過率は
そのガラス近く80%以上を誇ります。ガラスは約90%だそうなので、かなりクリアな印象です。
④デザイン性
硬い素材の特性上、プリントなどのデザインをキレイに施すことが出来ます。
他の人とは違うデザインのケースが欲しい、もしくはオリジナルのプリントケースが欲しい時などは、
このポリカーボネート素材のケースを使用することが一般のお店などでも多いです。
・木材
ポリカーボネートがハードケースの市場をほとんど占めていますが、 中には木材を使用しているハードケースもあります。
・特徴
①自然を生かしたデザイン
木材もチェリーやメイプル、ローズウッドやベニヤなど様々なものがあり、自然の木目のデザイン模様を取り入れた柄が特徴です。
②耐久性
ハードケースの部類に入りますが、基本は木製なので、ポリカーボネートに比べると防御性などは低く、
強い力を入れた場合などは割れる可能性もあります。
ソフトケースに多い素材
・シリコン
・特徴
①柔らかさ
柔らかいので、スマホを落下した時に衝撃を吸収してスマホ本体を守ってくれます。
その反面、ポケットなどに入れておくとホコリが付きやすく、またズレやすいのでスマホ本体から外れてしまうこともあります。
ソフトケースに使用される素材の中でも、かなり柔らかい素材です。
②脱着しやすい
柔らかい素材なので、スマホ本体とケースの着脱がカンタンに出来ます。
また、シリコンカバーは素材がラバーのように滑りにくくなるので、ケースを持つグリップ感もアップします。
③バリエーションが豊富
キャラクターケースや、いわゆる巨大ケースなど、立体的な形状をしたケースはシリコン製のものが多くあります。
これはシリコンが様々な形状に加工しやすい特性を持つためです。
キャラクターの形をかたどったケース。
普通では難しい形状も、シリコンでは加工が可能。
・TPU
TPU:熱可塑性(ねつかそせい)ポリウレタンというプラスチック素材の一種です。
英語では(Thermoplastic Polyurethane)と表記し、その頭文字を取って「TPU」と呼ばれています。
常温では変形しづらく、加熱すると柔らかくなり加工することが出来ます。そして冷やすと再び固くなる性質を持つので、スマホケースの素材としてはメイン素材の一つになっています。
・特徴
①衝撃に強い
ポリカーボネートよりも柔らかく、シリコンよりも硬い、中間要素を持つTPU。
協力強いゴムのような強さがあるので、落下などの衝撃も吸収し、
傷にも強いので、スマホ本体を守ってくれます。
②ズレにくく、脱着しやすい
柔らかい素材のため、ポリカーボネートと違いスマホ本体に脱着がしやすいことも特徴の1つです。
片手でも取り外せるぐらい滑らかな素材です。
ポケットに入れていてもスルッと出せるので、使用していてストレスも増えません。
③ホコリが付きにくい
プラスチック素材の一部で滑らかなため、シリコンのようにホコリも付きづらいのが利点です。
ポケットやバッグなどに入れていてもホコリが付きづらいことが挙げられます。
④透明度
ポリカーボネート同様、TPU素材も透明度が高いのでiPhoneやスマホの背面のデザインを損ねません。
模様がついてないものは、付けていることも遠めからは分からない程クリアに見えます。
ハードケースとソフトケースの比較
ハードケース | ソフトケース | |
---|---|---|
特徴 | 硬い | 柔らかい |
価格 | 安価(100円~物によりけり) | 安価(100円~物によりけり) |
多く使われる素材 | ポリカーボネート(PC) アルミ 木材etc. |
TPU シリコン etc. |
メリット | ①軽い、薄い ②デザインが多様 ③質感も多様 (クリア/マット加工など) |
①防御性が高い ②ズレない ③割れない ④脱着しやすい |
デメリット |
①防御性が低い ②負荷でひび割れする場合もある ③滑りやすい ④プリントが剥がれやすい |
①デザインが少ない ②火や熱に弱い ③黄ばみ等、色変化する ④ハードケースよりも気持ち厚みがある |
まとめ
「ハードケース」や「ソフトケース」はケースを区分けする大きなカテゴリであり、「ポリカーボネート(PC)」や「TPU」はそれぞれのケースの素材であることが分かります。
雑貨店などのコーナーに表記されている「ハードケース」は硬い素材を使用したケース、「ソフトケース」は柔らかい素材を使用したケースという意味。「TPUケース」と表記されていたなら、「ソフトケースのカテゴリの中の、"TPU"素材を使用したケース」という区分けがされている事になります。
ハードケースとソフトケースはどちらも100円ショップなどでも気軽に購入できるので、自分だけのオリジナルケースの作成する際の土台としてもおすすめです。
番外編:ハイブリッドケース
ハードケースとソフトケースの特徴をまとめてきましたが、プラスαの豆知識として、ハードとソフトの両方の特徴を合わせた ハイブリッドケース(異なる素材を掛け合わせたケース)をご紹介します。
・特徴
Hameeの中でも非常に人気の高い、iFace First Classケース。ケースの外側にはハードケースの素材としてよく用いられるポリカーボネート、内側にはソフトケースに用いられるTPU素材を取り入れた、ハイブリッド構造です。
ポリカーボネートの硬さと滑らかさを備えつつデザイン性にも特化している点と、TPUの持つしなやかさと防御性の高さのどちらも有しているため、スマホケースとしての“美味しいトコ取り”をしているのが特徴です。
ポリカーボネートとTPUの2つの素材を合わせることで、デザイン性も楽しめ、持ちやすく、それでいてスマホ本体を守ってくれる防御性も高めます。
さいごに
今回は「ハードケース」と「ソフトケース」、番外編として、それぞれの特徴を併せ持った「ハイブリッドケース」についてご紹介しました。
一言で「スマホケース」と言っても、種類が豊富にあってどれにしようか迷ってしまうことも多いかと思います。
しかし、だからこそ個性が出ていろんな楽しみ方ができるのが、スマホケースの楽しいところでもあります。
自分の好みやスタイルにあったスマホケースを探して、更に快適なスマホとの生活をお送りください!
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