こんにちはHameefun編集部のすーさんです。
最近よく見かける「急速充電対応」や「高速充電対応」の充電ケーブルや充電器。
充電器の値段もそこまで変わらないし、せっかくなら急速充電出来た方がいいし…でも結局のところ急速充電にするとどのくらい速くなるの??と思われる方、多いのではないでしょうか?
そこで、今回は私が勤めているiFaceをはじめとしたスマホケースを年間約300万個販売しているHamee株式会社で、 「急速充電とは、どのくらい速くなるのか」 の調査を行いました。最後では急速充電をするために必要な充電器やケーブルも紹介しています。
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【iPhone11で実験】「急速充電(高速充電)」はどのくらい速くなるの?
品質管理部宛てに、急速充電で試してほしいテスト内容をメールにて送付。1週間で詳しい内容のテスト詳細と結果が上がってまいりました。
⇂こちらが実際に届いたテストレポートです。※実験ではiPhone11を使用しましたが、iPhone機種全般(iPhone12、iPhone13、iPhone14、iPhoneSE2/SE3シリーズ)でも同程度の結果になります。
今回、実験を行ったのは従来までiPhoneに付属されていたよく見るappleの5W充電器を基軸とし、12W、18Wに変更。
そして、組み合わせて以下のケーブルを使用しました。
・ライトニングケーブル(type-A) ×5W 充電器
・ライトニングケーブル(type-A) ×12W 充電器
・ライトニングケーブル(type-C) ×18W充電器
ちなみに、この記事ではW(ワット)という単語が頻発しますが、W(ワット)=電気の戦闘力みたいなイメージで、その機器がどのくらいの力を発揮できるかをあらわす指標です。数値が大きいほど、強くなります。
実験結果は、下の表で詳しく見ていきましょう。
まず、充電が50%に達するまでの時間が、5Wの充電器で82分だったところが、12Wでは半分の46分、18Wでは28分に短縮されています。
ただし、2倍・3倍の速度が出るのは充電開始から50%まで。そこからは減速していき、90%になるまでの時間は、5W162分、12W96分、18W76分と後半は緩やかになります。
急速充電が50%まで爆速でそこから減速するのは、バッテリー保護のため。iPhoneに内蔵されているリチウム電池は急激に満タンにするとバッテリーが劣化してしまうので、スマホの規格で制御されています。
なんだ、満タンまで爆速じゃないのか…と思われるかもしれませんが、急速充電が必要なのは最初の30分(例えば充電し忘れて、朝気づいた時など)が多いので、十分に恩恵を受けられると思います。
急速充電ってスマホのバッテリーに良くない?充電するうえでのデメリットや注意点は?
とても速く充電できる急速充電ですが、バッテリーに負担をかける・消耗するなどのデメリットはあるのでしょうか?
筆者は12Wの急速充電を2年間iPhoneで行っていますが、2年間使っていてバッテリーの最大容量が88%までしか減っていないので、5Wの充電をした場合変わりないのでは?と思っています。
個人的には、急速充電をした場合のバッテリーの消耗よりも、
充電の速度が遅いことによって、充電完了を待たずに動画を見る・ ゲームをする方がスマホに負荷がかかると考えています。
動画鑑賞やゲームなどスマホに高い負荷がかかる処理をしながら充電を行うと、スマホが熱くなり、バッテリーに負荷がかかります。
充電をしながらゲームや動画を見ていて、スマホがだんだん熱くなってきた…という経験をされた方は多いのではないでしょうか。あれ、実はバッテリーに負荷がかかっています。
スマホのバッテリーの事を考えても、急速充電を取り入れて、早く充電を終わらせた方が良さそうです。
スマホの熱について、詳しくはこちらの記事を参照してください。
では、ここからは急速充電のやり方・必要な道具を紹介していきます。
急速充電には何が必要なの⇒充電器を変えれば速くなる
急速充電をするためには、充電器を変更すればOKです。
急速充電器の規格で多いものは、12W、18W、20Wの3種類。
ワット(W)でなくアンペア(A)、ボルト(V)で商品表記されているものもありますが、だいたい3,000円くらいで買えることが多いです。
● 12W 2.4A×5V テスト結果では充電50%まで2倍速
● 18W 2A×9V テスト結果では充電50%まで3倍速
● 20W 2.2A×9V
ここで、一点注意しなければならないのが、ライトニングケーブルの規格。
USB-A to Lightningケーブルは12Wまでしか、送電できません。 そのため、先ほどの実験結果で3倍速になった18W以上の充電をしたい場合はUSB-C to Lightningケーブルが必要になります。
いわゆる、タイプAケーブルとタイプCケーブル。形状の違いは以下のように差し込み口の形が異なっています。
それぞれの充電器で対応するケーブルは以下のようになります。
● 12Wをするなら、USB-A to Lightningケーブル
● 18Wをするなら、 USB-C to Lightningケーブル
● 20Wをするなら、 USB-C to Lightningケーブル
iPhone11Proからは、USB-C to Lightningケーブルが同梱されていますがそれ以前だとUSB-A to Lightningケーブルが付属されています。 そのため、18Wの3倍速充電をしたい場合はケーブルを買いなおす必要があります。
急速充電に対応しているiPhoneのバージョンは?iPhone8~iPhoneSE2/SE3~iPhone14まで。
ちなみに、Appleが公式で発表している18Wの急速充電に対応しているiPhoneはiPhone8以降。 iPhone7より前の機種は18W充電には対応しておりません。(12Wの高速充電なら大丈夫かと思いますがAppleが発表していないため正式にはわかりません)
以下は18Wの急速充電に対応している機種の一覧になります。iPhone11シリーズまでは18W、iPhone12と13シリーズは20Wまで電力の受け入れが可能です。
● iPhone 8 / 8 Plus
● iPhone X
● iPhone XR
● iPhone XS / XS Max
● iPhone 11
● iPhone 11 Pro / Pro Max
● iPhone SE (第2/第3世代)
● iPhone 12 / mini
● iPhone 12 Pro / Pro Max
● iPhone 13 / mini
● iPhone 13 Pro / Pro Max
● iPhone 14 / 14Plus
● iPhone 14 Pro / Pro Max
● iPhone8~iPhone11 約18Wまで受け入れ可能
● iPhone12~Phone14 約20Wまで受け入れ可能
急速充電するには何が必要?充電器はいくらで買えるの?
急速充電対応の充電器は1,000円~3,000円程度で購入することができます。飲み会を一回我慢すれば充電時間が1/2、1/3の人生が手に入ります。
最近では、リモートワークが主流なのでいくつも急速充電差し込み口があるオシャレな充電ステーションも便利です。
こちらの商品は、USB Type-A・USB Type-C・ACコンセントの3種類のポートがついた家族みんなで使える&PC、iPad、ワイヤレスイヤホンなど同時にいろいろ急速充電できちゃうコンセントタップです。
スマホだけでなく、ワイヤレスイヤホン、PCなど充電するものって意外と身の回りに意外と沢山あるので急速充電差し込み口は多い方が便利です。
急速充電のライトニングケーブルはいくらで買えるの?
急速充電のライトニングケーブルも、1,000円から2,000円で購入することができます。 こちらは、スマホケースiFaceブランドのライトニングケーブル。1,980円で購入可能です。
ケーブルをまとめる紐に「iFace」マークがあってオシャレ。
まとめ
急速充電器は、充電器、場合によってはケーブルを買い替えるだけで充電時間が1/2、1/3になる優れものです。
朝うっかり充電し忘れてしまっていた時も、急速充電があれば便利!Appleの5W充電器を使っている方は、ぜひ買い替えてみてはいかがでしょうか?
また、Hamee本店では充電器をはじめとして、モバイルバッテリー・ケーブル、などスマホ周りを快適にするグッズを多数取り揃えております。ぜひ、のぞいてみてください!